合同会社歩(Ayumi)

Marcher(グループホーム)

2026.9.2

鹿児島市で障がい者グループホームを考える家族へ|本人情報シートにまとめたい8項目

鹿児島市で障がい者グループホームを検討する方へ。本人の希望、一日の流れ、伝え方、安心できる対応、健康面、金銭・持ち物、支援者、見学後の気づきを本人情報シートへまとめる方法を解説します。

「グループホームへ相談するとき、本人のことをどこから説明すればよいのだろう」。鹿児島市で住まいを考え始めたご本人やご家族にとって、これまでの暮らしや希望を短時間で伝えることは簡単ではありません。

そんなときに役立つのが、本人の希望、一日の過ごし方、伝わりやすい方法、安心できる対応などを一つにまとめた本人情報シートです。本記事では、家族だけの判断で作るのではなく、本人と一緒に更新していくための8項目を整理します。

本人情報シートは、本人を「説明するための評価表」ではありません。
本人がどのように暮らしたいかを、相談支援専門員やグループホームと一緒に考えるための補助資料です。

1. 本人情報シートは「相談の入口」を整えるもの

厚生労働省の意思決定支援ガイドラインでは、本人がどこで誰と暮らすかを選ぶ場面で、本人の意思を確認し、必要に応じて体験の機会や関係者の情報を活用することが重要とされています。

家族が日頃から知っていることは大切な手がかりです。ただし、家族の希望と本人の希望を一つにせず、本人の言葉・表情・選択・日々の様子から分かったことを分けて残します。

  • 本人が話したこと・選んだこと

  • 日常生活で確認できた事実

  • 家族や支援者が気づいたこと

  • まだ分からず、見学や相談で確かめたいこと

この区別があると、本人の希望を中心に話し合いやすくなります。

本人情報シートを中心に、本人の希望と日常の情報をグループホーム相談や支援者へつなぐ場面

2. 本人情報シートにまとめたい8項目

最初から詳しい冊子にする必要はありません。まずは、相談や見学で役立つ項目を一枚ずつ整理します。

  1. 本人が希望する暮らし — 誰と、どのような場所で、どんな一日を過ごしたいか

  2. 現在の一日の流れ — 起床、食事、日中活動、入浴、就寝などのおおよそのリズム

  3. 伝わりやすい方法 — 会話、短い言葉、写真、実物、選択肢など、理解しやすく伝えやすい方法

  4. 安心できること・苦手なこと — 落ち着ける環境、音や光への配慮、困ったときに有効だった対応

  5. 健康面で必要な確認 — 通院、服薬、アレルギー、緊急時の連絡など、生活支援に必要な範囲

  6. お金と持ち物の扱い — 日常の買い物、財布や鍵の管理、大切な物、手伝いが必要な場面

  7. つながっている人・機関 — 家族、相談支援、日中活動、医療など、現在の連絡先と役割

  8. 見学・体験後の気づき — 本人が安心した場面、迷ったこと、もう一度確認したいこと

「できる・できない」だけで書くと、必要以上に固定的な印象になります。どのような環境や伝え方なら本人が取り組みやすいかまで一緒に残しましょう。

希望する住まい、一日の流れ、伝え方、安心方法、健康、持ち物、支援者、見学の8項目を絵カードで整理する場面

3. 本人が選べる形で一緒に作る

住まいについて言葉だけで答えることが難しい場合は、写真、絵カード、部屋の模型、実際の見学などを使い、選択肢を具体的にします。質問も「どうしたい?」だけで終わらせず、比べやすい形にします。

  • 静かな部屋と人が集まる場所では、どちらが落ち着くか

  • 食事や入浴の時間は、今のリズムに近い方がよいか

  • 困ったときは、声をかけてもらう方がよいか、自分から伝えたいか

  • 休日に続けたい楽しみや外出は何か

一度の回答だけで決めつけず、日常の様子や体験後の反応も見ながら更新します。本人が答えやすい日時や場所を選び、急がせないことも大切です。

本人が二つの居室模型や生活場面カードを見比べ、希望する暮らしを選ぶ場面

4. 共有する範囲と更新日を決める

本人情報シートには、健康、服薬、緊急連絡先などの個人情報が含まれることがあります。作成した資料を誰にでも渡すのではなく、本人の意向を確認し、相談に必要な範囲だけ共有します。

  • 原本の保管場所を決める

  • 共有した相手とページを記録する

  • 服薬や連絡先などは確認日を付ける

  • 暮らしや支援が変わったときに古い内容を更新する

本人の情報は、支援者へ一方的に引き渡すものではありません。本人と一緒に「今もこの内容でよいか」を確かめながら使います。

本人が必要なページだけを支援者へ渡し、原本を保管しながら定期的に更新する場面

5. 相談支援やサービス等利用計画へつなぐ

鹿児島市は、障害福祉サービスを利用するとき、まず市役所の担当窓口または相談支援事業者へ相談するよう案内しています。申請後は、指定特定相談支援事業者が本人の心身の状況、生活環境、解決したい課題などを把握し、サービス等利用計画案を作成します。

本人情報シートは、こうした相談で本人の希望や日常を伝える補助になります。ただし、市町村の申請書、サービス等利用計画、グループホームの個別支援計画を置き換えるものではありません。

シートに空欄があっても問題ありません。「まだ分からない」「見学して確かめたい」と書き、相談支援専門員やグループホームと一緒に具体化していきます。

本人情報シートと公的なサービス等利用計画を分けて確認し、グループホーム相談へつなぐ場面

本人情報シートを作り始める3ステップ

  1. 今の一日を一緒に振り返る — 起床から就寝まで、本人が大切にしている場面を確認する

  2. 見学で確かめたいことを三つ選ぶ — すべてを一度に決めようとしない

  3. 相談後に一行でも更新する — 本人の反応や新しく分かったことを加える

完成させてから相談する必要はありません。
書けたところまで持参し、本人と一緒に話すための材料として使いましょう。

鹿児島市・西伊敷の女性専用障がい者グループホーム Marcher(マルシェ)

Marcher(マルシェ)は、鹿児島市・西伊敷にある女性専用の障がい者グループホームです。住まいについて相談するときは、本人が続けたい暮らしや、見学で確かめたいことを整理しておくと話し合いやすくなります。

現在の空き状況、利用条件、料金、支援内容などは変わる場合があるため、お問い合わせ時に最新の内容をご確認ください。

本人の希望を中心に、これからの暮らしを一緒に整理してみませんか。
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参考にした公式情報

本記事は、2026年9月2日時点の公式情報と、障がいのある方の将来準備に関する参考資料の問題整理をもとに、鹿児島市で障がい者グループホームを検討する方向けに合同会社歩が独自に再構成したものです。制度、手続き、支援内容は変更される場合があります。最新情報と個別の適用は、鹿児島市の窓口や指定相談支援事業所、各グループホームへご確認ください。

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